SERVICE SCIENTIST’S JOURNAL
日本
サービス大賞
とは
2015年に始まった「日本サービス大賞」は、多種多様なサービスを横串で評価し、優れたサービスを表彰する、日本初、日本最高峰の表彰制度です。
日本初、日本最高峰のサービス表彰
2015年に始まった「日本サービス大賞」は、多種多様なサービスを横串で評価し、優れたサービスを表彰する、日本初、日本最高峰の表彰制度です。地域や業界、事業規模にかかわらず、すべてのサービスが対象になっている表彰制度で、最優秀賞である内閣総理大臣賞をはじめ、地方創生大臣賞や経済産業大臣賞など、国内のすべてのサービスを対象に、きらりと光る優れたサービスを表彰します。それにより、サービスイノベーションの加速やサービス事業者のより一層の士気向上を促し、社会や地域経済の活性化への貢献、市場の成長や雇用の創出などにつなげることが目的です。
【概要】
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主催 :サービス産業生産性協議会(SPRING) 事務局:公益財団法人日本生産性本部
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表彰:内閣総理大臣賞、地方創生大臣賞、厚生労働大臣賞、農林水産大臣賞、
経済産業大臣賞、 国土交通大臣賞、JETRO理事長賞、優秀賞
評価対象 :優れたサービス、革新的なサービス -
審査方法 :一次審査(書類審査)、二次審査(現地審査)、最終選考会
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応募対象 :国内のすべてのサービス提供事業者(行政サービスは除く)
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委員:第1-2回委員長 野中 郁次郎 氏(一橋大学 名誉教授)、第3回委員長 村上 輝康氏(産業戦略研究所 代表)、およびサービス企業の経営者、学識経験者等の有識者によって構成
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開催 :隔年開催
日本サービス大賞ホームページ(https://service-award.jp/index.html)
日本サービス大賞 創設の背景
日本政府による「日本再興戦略改訂2014」で、『サービス産業生産性協議会における高付加価値型のサービス事業モデルに関するベストプラクティスの分析と日本サービス大賞の創設による普及』が明記されました。翌2015年には、内閣総理大臣が自らの言葉で、内閣総理大臣表彰「日本サービス大賞」の創設が発表されました。
サービス産業は、今や日本のGDPと雇用の7割超を占めています。加えて、製造業のサービス化、一次産業の6次産業化など、サービス経済の進展により、今後ますますの拡大が見込まれます。一方で、日本のサービスは生産性向上が長年の課題です。サービスの生産性の低さの原因としては、グローバル競争からの学びの不足や、優れた企業の参入による市場の新陳代謝の不足、差別化不足によるじり貧の価格競争などが挙げられています。
また、人口減少社会に突入した日本では、多くの雇用を抱えるサービス産業の生産性向上や新市場創出が、高く期待されているのです。
そのような社会背景の中、サービス産業のイノベーションと生産性向上を推進する目的で設立された、サービス産業生産性協議会(SPRING)は、新たな表彰制度である「日本サービス大賞」を創設しました。優れたサービスのベストプラクティスの収集・普及をするとともに、表彰を通じて、サービス事業者の士気向上や切磋琢磨を促すことで、サービス産業界をさらに活性化し、日本経済全体を底上げしていくことが創設の狙いです。
日本の優れたサービスのサービスモデルをひも解く
日本には優れたサービスがたくさんあります。それを単に事例として表面的にとらえるのではなく、サービスモデルの観点で本質を紐解いてみると、他業界のサービスであっても、自社のサービスに活かすべきヒントが得られるはずです。